雨量計のメンテナンス

2015年9月10日の関東・東北豪雨、私が住んでいる小田原でも相当量の雨が降った。先日、どの位降ったのだろうと雨量計のデータをパソコンに取り込んでみてみると、なんと8月21日以降の雨量が毎日0mmとなっていた。雨量計が壊れてしまった。センサーが壊れていないといいのだが。なかなか調べる時間が取れなかったが、今日、ベランダに設置した雨量計を覗いてみた。レインコレクターと呼ばれる雨を集める器を調べてみると、ゴミが詰まり雨水が溜まっていた。これでは雨が降ってもセンサーが働かないわけだ。高所の作業なので、やっとの思いでレインコレクターを外し、綺麗に掃除した。雨量計はレインコレクターで集めた雨を転倒マス(写真1)と呼ばれるシーソー状の器に入れ、片方の転倒マスが満杯になると、雨水の重みで傾き、今度は反対側の転倒マスに雨水が入る。シーソーが単位時間に動作する回数が多いほど雨量が多いというわけだ。夕方、雨が降り雨量計が正常に稼働していることが確認できた。一件落着。

 最近、大型台風や集中豪雨による被害が各地で相次いでいる。異常気象である。原因はほぼ間違いなく気候変動をもたらしている地球温暖化である。ではその地球温暖化の原因は何か?それはみなさんご承知のように私たちを含め、世界中の人々が暮らしていく上で排出している二酸化炭素をはじめとした温室効果ガスである。自分たちのライフスタイルが回り回って、そのツケが自分たちにふりかかっているのである。そのツケは私たち人間だけでなく、自然界へも当然及んでいる。「人と野鳥が共存できる地球」を目指して、できることを進めていきたいと思う。

 

写真1 レインコレクターを外すと・・・